心電図検査、長時間心電図検査、負荷心電図など、生理学的検査部門の検査のご案内です。
患者さんに検査のための器具をつけて身体の中の情報を得る検査で、心臓系の検査では心電図、負荷心電図、ホルター心電図、脈波検査などがあり、心不全や心筋梗塞などの診断や経過状態の観察に利用されます。
胸が出るように上半身裸になっていただいて、胸・両足首・両手首に電極をつけて心臓が動いたときに発生する波形を増幅して記録します。3~5分で終わり、全く痛さはありません。結果は直ぐに診察の医師のところに送信されます。
日常生活をしながら8時間以上(通常は24時間)連続して心電図の記録をおこなう検査を長時間心電図検査といいます。これは日常生活の中で、心電図の変化を直接捉えることが可能で不整脈や虚血性心疾患の診断によく用いられます。開発者の名前からホルター心電図とも呼ばれます。小さなお弁当箱のような機械を身体につけて長時間普通の生活をしていただきますが、検査当日は入浴やシャワーはできません。
患者様には、運動、食事、飲酒、トイレ、服薬、症状などの行動記録を書いていただきます。検査結果が出るまで5日~7日かかります。この検査は、人体に全く害はありませんので妊婦の方や乳幼児でも安心して受けていただけます。
この検査は、日常生活の中で現れる胸痛・動悸・息切れなどの症状を再現し、そのときの心電図変化と血圧の変化をみて、運動中の心臓の状態を調べる検査です。実際は、心電図と血圧を測定しながらベルトコンベアーの上を歩きます。胸痛や胸の症状がでるまで歩くことがありますので必ず専門の医師と一緒に検査をします。
頭皮上に普通20個の電極を左右対称につけて患者さんから出る脳波(α波・β波など)の電気的信号を脳波形で記録します。脳神経の病気や平衡機能検査などに用いられます。検査中に光刺激や過呼吸をしていただきますが、痛さは全くありません。検査時間は大体1時間くらいかかります。
肺がどの程度の働きをしているか、空気を肺に出し入れする機能を調べる検査です。思い切り息を吸い込んだり、思い切り息を吐いたりする検査で、多くは健康診断や肺気腫、気管支喘息、慢性気管支炎などの病気の重症度や病気の種類を調べるために検査します。
超音波とは光より波長が短く目に見えないものです。波長が物にぶつかって跳ね返ってくる性質を利用した検査です。この検査の特徴としてまずあげられることは、痛みなどはほとんどなく、患者さんにはほとんど負担をかけずにベッドに安静にしていただくだけでからだの様子がわかることです。診断が確実にできる病気もありますが、どうしても限界があって診断ができないこともあります。エコー検査とも言います。結果は検査したその日のうちにわかります。
超音波検査でおこなわれる臓器は、心臓、肝臓、腎臓、膵臓、胆嚢、膀胱、前立腺、子宮、乳腺、甲状腺、血管、関節、胎児などあらゆる臓器を診ることができます。
心エコー検査
心臓の収縮する力、弁の動き、心臓の筋肉の厚さ、心臓の室の大きさなどの様子がわかります。心弁膜症、心筋症、心筋梗塞などの病気の診断や重症度に用いられます。
腹部エコー検査
お腹の臓器を観察します。腫瘤、奇形、胆石、虫垂炎などがわかります。
血管エコー検査
頚部(首)の動脈や足の動脈・静脈を観察します。動脈硬化などの様子がわかります。
その他のエコー検査
乳腺や甲状腺では主に乳腺の腫瘤があるかどうか、前立腺では腫瘤のほかに肥大しているかどうかなどを観察します。また、婦人科のエコー検査では胎児の様子を医師が観察することもできます。
超音波検査はからだの中が良くわかります。
血管の硬さや血管のつまりがわかります。
心臓の動きや血液の流れがわかります。
Q:痛くないですか?
A:超音波検査や心電図、脳波、血圧脈波検査などは痛みを伴いません。神経伝道速度検査などの神経機能を検査するものは若干の痛みなどを伴うものもありますが、検査時にしっかり説明をさせていただいて検査にご協力いただけるように努めます。
Q:どのような服装で検査を受ければよいですか?
A:検査のなかには服を脱いでいただく検査(超音波検査、心電図検査等)があります。基本服装の制限はありませんが、服の脱ぎやすいものがよいと思います。また、検査中寒く感じられる方もありますので、その場合は検査スタッフに申しつけください。
Q:24時間心電図をつけているときはあまり動かないほうがよいですか?
A:普段と変わらない生活をしていてかまいません。ただし、検査機器装着中お風呂シャワー等はご遠慮ください。検査機器は防水ではありません。
Q:検査時間はどのぐらいかかりますか?
A:検査内容によって異なりますので以下に標準的な時間をお示しいたします。
- 超音波検査:15~20分
- 心電図検査:5分
- 24時間心電図検査:10分(機械装着は24時間)
- 肺活量検査:10分
- 血管脈波検査:5分
- 脳波検査:1時間
- 神経伝道速度:1時間
生理検査では患者さんにいろいろなご協力をお願いしております。
例えば肺活量検査のように息をこらえたり力いっぱい吐き出したりといった指示に従ってもらう、また、心電図検査や心臓超音波検査ではでは服を脱いでもらうなどのご協力をお願いしております。
このようないろいろな指示やお願いは、診断や治療の際に必要となる検査データを得るためのものですが、体調が悪い場合や、検査方法について疑問点や分からないことがありましたら、検査担当技師に遠慮なくご相談や質問してください。








