心臓センターのご紹介です。
このページの目次
- 自分の肉親を治療するときにどうするかを、治療の判断の基準とします
- 十分な説明と同意を心がけ、患者さんの意思を尊重した治療を実践します
- 合併症のない安全な治療を実践します
- 心臓血管内科医師、看護師、放射線技師、臨床工学技師、検査技師等、緊急カテーテル検査に必要なスタッフが病院内に 24時間勤務していて夜間でも迅速に治療をおこないます
- 心臓病では、安静が必要な場合が多いため、寝たきりとならないように、可能なかぎり早期よりリハビリ、離床を心がけます
- 地域の医療機関と十分な連携をとり、地域全体で患者さんの救命に取り組みます
- 医療技術、診療の向上にたえず努力します
心臓血管内科
| 顧問 | 齋藤 滋 | 湘南鎌倉総合病院 副院長、心臓センター循環器科 札幌東徳洲会病院 心臓センター長 兼務 |
|---|---|---|
| 心臓センター長 | ||
| 部長 | 天野 知徳 | |
| 医員 | 原田 優樹 | |
| 非常勤 | 田中 慎司 | 湘南厚木病院 循環器内科部長 |
| 上野 秀樹 | 葉山ハートセンター 循環器内科部長 | |
心臓血管外科
画期的な最新のCT装置で、まだ全国に40数台しか入っていません。
従来の64列CTと比べて、以下のような特徴があります。
- 造影剤が半量のおよそ40mlです。被曝も3割軽減されます。体の負担の少ない検査装置です
- わずか1周0.35秒で良質な冠動脈の写真が撮像できます
- 心拍数を遅くするインデラル等の使用は不要です
- 4D画像(3D+時間経過)や心筋灌流像等をとるのに、従来の前処置を必要とする場合があります
- 胸部から腹部のCT検査ならわずか3秒で試行できます
東芝提供
京都府で一番症例の多い宇治徳洲会病院から心臓センター長、部長とスタッフが赴任してきています。通算で4,000例以上の経皮的冠動脈形成術と2万例の心臓カテーテル検査を経験しています。
心臓カテーテル検査は、手首から4F(1.3mm)で試行します。通常10分ほどで終了します。ほとんどの症例で、治療も手首からおこないます。急性心筋梗塞から重症多枝病変まで、安全で確実な治療を施行します。10年間以上、予定の治療では、死亡していません。慢性完全閉塞以外の症例では、成功率はほぼ100%です
【経皮的冠動脈形成術治療例】
■治療前 左冠動脈主幹部 75%、左前下行枝 90%、左回旋枝 90%
■治療中
■治療後 分岐部がきれいに拡張
右冠動脈近位部の閉塞による急性心筋梗塞患者です
右冠動脈近位部が閉塞しています
ワイヤーを通しステントを留置しています
右冠動脈は再開通しました
急性心筋梗塞は、心臓の筋肉を栄養する冠動脈の閉塞にて発症します。
いかに早く冠動脈をカテーテルで開通させて、心臓の筋肉に血流を再開させるかで、生命予後、機能予後が変わってきます。
当院では、カテーテル治療に必要な全スタッフが24時間院内待機をしており、迅速な治療を実践しています。
現在、約87%の成功率です。
状況により側副血行経由の治療をしています。
右冠動脈が基部で閉塞しています
閉塞長は6cmです
ワイヤーを通しステントを留置しています
良好に拡張されました
腎動脈、腸骨動脈、浅大腿動脈から膝下の動脈の狭窄、閉塞を治療します。豊富な治療経験があります。
■左総腸骨動脈の慢性完全閉塞のCT像
■カテーテル治療、ステント留置後のCT像
右浅大腿動脈の慢性完全閉塞
ワイヤーを通してバルン拡張
血流再開
歩行時に足がだるくなる。足が冷たくなる。また、足に潰瘍ができ直らないなどの症状は、整形外科の病気に間違われやすいですが、下肢の閉塞からくる場合が多いのです。非侵襲的な動脈脈波検査(ABI)でほとんどの場合診断がつきます。
血管エコー、CT検査、MRI検査などで、病変を見極め、必要があれば、カテーテル治療をおこないます。
膝から下の血管の閉塞に対しても、足の潰瘍などがあり、重症下肢虚血に陥っていれば、治療をおこないます。大腿部の慢性完全閉塞の治療では、エコー下に精度の高い治療がおこなわれています。
ふらつき、失神などの症状がある徐脈に対しては、ペースメーカー移植をおこないます。
右室心尖部ペーシングが、ほとんどの病院で施行されていますが、心不全を悪化させ、心房細動の頻度を増します。
榛原総合病院では、器質的心疾患を持つ患者に、右室心尖部ペーシングをさけ、心室中隔ペーシングを施行しています。
心室中隔ペーシング
心室中隔ペーシングでの両室ペーシング
アブレーション治療中の写真
急に動悸が出現する頻拍性不整脈に対しては、アブレーション治療が著効します。
発作性上室性頻拍症、WPW症候群、心房粗動では第一選択の治療です。
状況により心房細動、心室頻拍、頻発する心室性期外収縮でアブレーション治療を施行します。
血栓が肺動脈を閉塞する病気で、近年増加しています。
エコノミークラス症候群は肺塞栓症のことです。
血栓が主体ですので、通常は血栓溶解療法を施行します。
ショック、重症低酸素血症を伴う重症肺塞栓症の患者には、経皮的血栓吸引療法を施行しています。
下肢の深部静脈血栓症合併例では、下大静脈フィルターを移植します。
閉塞性肥大型心筋症は大動脈の流出路の心室中隔の心筋の肥厚で、左心室から血液が大動脈に出て行きにくい病気です。
病状に合わせて内科的治療に加えて下記の治療を施行しています。
経皮的中隔心筋焼灼術
肥大した流出路の心筋を栄養する冠動脈を同定して、超選択的に、アルコールで部分的な心筋梗塞を起こします。心筋梗塞により、この部位の収縮がなくなり、心筋の肥大が改善することで著明な改善が得られます。
ペースメーカー治療
ペースメーカーは通常、心臓の動く回数が少なくなる徐脈の患者に使用しますが、閉塞性肥大型心筋症で使用することがあります。心室の収縮のタイミングを変えることで、左室流出路の閉塞を改善します。
新スタッフは、経皮的人工心肺(PCPS)、経皮的人工肺(ECLA)の使用経験が通算500例以上あり、日本でもトップクラスの経験を持っています。
PCPS研究会の統計では、日本の年間の使用数は、700例程度です。
PCPSは、主に心肺停止例で使用しています。2週間の心肺補助を施行し救命した心筋炎症例等経験は豊富です。
ECLAは長期の肺補助が可能です。1カ月程度の肺補助は容易であり、可逆性の可能性のある重症呼吸不全で適応としています。第2の人工呼吸治療と言えます。
2009年には、小児のインフルエンザによる重症呼吸不全症例のECLAでの救命例を経験しています。
虚血性心疾患、閉塞性動脈硬化症の予防、再発予防には生活習慣病の管理が非常に重要です。私たちは、常に最新の情報をもとに、生活習慣病の管理に管理栄養士とともに取り組んでいます。
2次性高血圧の評価、糖尿病の治療、脂質異常症の治療、インスリンの外来導入等を最新のガイドラインに基づき施行します。
糖尿病の教育入院、インスリン導入入院に対応します。
24時間心臓血管内科医が病院にいます。急性冠症候群、心不全患者、ショック患者などは、ドクターカーで、医師がお迎えにうかがいます。
病院間の搬送、医院からの搬送のみに使用し、患者さんの自宅には出動しません。
病院、医院の先生対象に、24時間心臓電話相談を受け付けます。心電図の読影、治療法の相談などがあれば、お気軽にお問い合わせください、迅速に対応させていただきます。
ヘリポートをもち、重症患者のヘリコプター搬送受け入れにも対応します。








